RISTORANTE HiRo / 青山・丸の内
RISTORANTE HiRo CENTRO & AOYAMA

人生最後の食事を選ぶなら、迷わずリストランテヒロへ行く。
そのくらい、我々にとって特別な店である。
もちろん、世の中には美味しい店がいくらでもある。鮨を食べに行くこともあれば、中華を選ぶ日もある。
それでも、「美味しいとは何か」「いい店とは何か」と考えたとき、その基準にはいつもリストランテヒロがある。
だからAKUMATO JOURNALで最初に店の記事を書くなら、ここから始めたかった。
美味しいだけでは、基準にはならない
料理の美味しさはもちろんだが、同じくらい特別なのがサービスである。
細かな気遣いまで行き届いていて、席に着いた時点で「今日も最後まで気持ちよく食事を終えられる」と思える。
我々にとって、これはとても大きい。
料理がどれだけ美味しくても、サービスを含めた時間のどこかで違和感が残れば、その店での食事すべてを好きになることは難しい。
リストランテヒロには、その不安がない。
料理が運ばれてくる前から、安心して食事を始められる。
美味しい料理を作る店は数多くあるが、食事の始まりから終わりまで含めて「いい店だった」と確信できる場所は、決して多くない。
毎回選ぶ、シェフのコース
我々がいつもお願いするのは、青山では「シェフおまかせ特撰ディナーコース」、CENTROでは「シェフおすすめディナーコース」である。
その時々の“シェフ入魂”の食材から組み立てられるため、仕入れの都合上、事前予約が必要となる。
もちろん、当日ふらっと訪れても素晴らしいコースを楽しむことはできる。
それでも、リストランテヒロを味わうのであれば、我々はこのコースを薦めたい。
季節ごと、そして月ごとに料理が変わる。
何度訪れても新しい料理に出会うため、「この一皿が一番」と決めるのは難しい。
好きな料理がありすぎるのだ。

フォアグラを好きになった店
それでも、特別に挙げるならフォアグラである。
リストランテヒロで、フォアグラを好きになったと言っても過言ではない。
フォアグラらしい濃厚さや旨味はしっかりと感じられる。それでいて、臭みや重さといったネガティブな要素を感じさせない。
そして、これはフォアグラに限った話ではない。
どんな食材でも、その食材が持つ魅力をきれいに引き出しながら、臭みやえぐみといった部分を感じさせない。
食材の個性を消して食べやすくするのではない。
個性は残したまま、その食材を好きになる理由だけを際立たせる。
リストランテヒロの料理を食べていると、そう感じることが何度もある。

ワインまで含めて、一つの食体験になる
そして、料理と同じくらい楽しみにしているのがワインである。
サービスから提案されるワインは、単に「この料理に合います」で終わらない。
どのような土地で造られたのか。
誰が造っているのか。
その一本が生まれた背景に何があるのか。
生産背景まで聞いたうえで料理と合わせることで、ワインは単なる飲み物ではなく、その一皿を理解するための一部になっていく。
料理とワインの相性だけを考えたペアリングではない。
その一本の背景まで含めて知ることで、食事そのものが少し深くなる。
我々にとって、それもリストランテヒロで食事をする楽しみの一つである。

我々にとっての「いい店」の基準
ジャンルが違えば、当然比較できないものもある。
鮨には鮨の良さがあり、中華には中華の良さがある。
だから、すべてのレストランをリストランテヒロと比べたいわけではない。
それでも我々が別の店を訪れたとき、「美味しい」と感じる基準、「いい店だ」と感じる基準の根底には、いつもここでの体験がある。
料理。
ワイン。
サービス。
そして、食事を始めてから店を出るまでの時間。
そのすべてを含めて、我々にとって特別な店である。
人生最後の食事を想像したとき、迷わずリストランテヒロを選ぶ。
今のところ、それ以上にこの店への思いを表せる言葉はない。
広く浅くではなく、狭く深く。
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