DINNER



Minariva / 西麻布
Minariva

西麻布の路地裏にひっそりと佇む、Minariva。
中目黒のMegrivaの姉妹店として生まれた、カウンターを中心としたイタリアン。
カウンターに座れば、料理が仕上がっていく様子が目の前にある。
シェフの手仕事を眺めながら、一皿ずつ素材の個性を引き出した料理を楽しむ。
決められた流れに身を任せるだけではなく、アラカルトでその日の気分に合わせて選べるのも、この店の魅力のひとつだ。
この日、特に記憶に残ったのはトリュフと卵。
濃厚な卵の上に、惜しげもなく重ねられたトリュフ。

まず香りが立ち、そのあとに卵の濃厚さが追いかけてくる。
ただトリュフをたくさん使えば成立する料理ではない。
あれだけの香りを受け止めても負けない卵があってこそ、一皿として成り立っているのだと思う。
香り、食感、そして食べ終えたあとの余韻まで、完成度が高かった。

ライブ感のあるカウンターでありながら、空間には落ち着きがある。
普段の食事というより、少し特別な夜にまた訪れたくなる。

この日の主役は、間違いなくトリュフだった。
広く浅くではなく、狭く深く。
AKUMATOの選定思想