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姫沙羅 / 北海道

姫沙羅

空腹は、最大のスパイス。主役から始まる鮨のコース。

鮨 / 北海道

黒い器にのった、姫沙羅の赤身の漬けの握り

北海道の鮨店、姫沙羅。

その大将が、東京・東神田にやってきた。

迎えたのは「創 Sou」。地方の名店や予約困難店を招き、ゲストをもてなす会員制のレストランである。

ネタは、大将が北海道から厳選して持ってきたものだという。

主役から始まる

コースは、さっぱりとした突き出しから始まる。

突き出しを食べ終えると、

旨みの強い赤身の漬け。

脂の濃厚な大トロ。

姫沙羅の大トロの握り

中トロとウニの海苔巻き。

中トロとウニの海苔巻きを手に持ったところ

序盤から、鮨の主役が絶え間なく登場する。

普通なら後半に控えているはずの顔ぶれが、いきなり目の前に並んでいく。

大将いわく、空腹は最大のスパイス。だから、みんなが好きなものを最初に並べる構成にしているのだそうだ。

いちばんお腹が空いているときに、いちばん好きなものを。

言われてみれば、これ以上ない理屈である。

一貫ごとの、一杯

一貫一貫に、ペアリングが用意されている。

鮨が替わるたびに、酒も替わる。

コースの終わりに近づく頃には、ほろ酔いで、お腹も満たされた、心地のいい状態になっていた。

目の前の大将

今回は、大将の目の前の席だった。

とても気さくで、優しい方である。

ただ、昔はそうではなかったらしい。

50代までは頑固でやってきたけれど、頑固は美徳ではないと気づいた。

そう話し、会場を沸かせていた。

北海道の味を、東京で

姫沙羅の鮨を、北海道まで行かずに味わえる。

創 Sou は、そういう出会いをつくる場所だった。

広く浅くではなく、狭く深く。

AKUMATOの選定思想
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