K36 / 京都・清水
K36
オーセンティックと開放感、その両方を。

京都・清水。
ザ・ホテル青龍 京都清水の最上階にあるK36。
かつての教室を活用した屋内の「The Bar」と、京都の街を見渡す「Rooftop」。
性格の異なる二つの空間が、ひとつのバーとして共存している。
二つの表情を持つバー
屋内に足を踏み入れれば、そこにはオーセンティックバーらしい落ち着きがある。
一方、屋外へ出れば、視界が大きく開け、京都の街並みが広がる。

静かにグラスと向き合いたいときも、開放的な空気の中で会話を楽しみたいときもある。
その日の気分によって過ごし方を変えられることが、何より嬉しい。
異なる空間、変わらない心地よさ
ルーフトップでは、少しアップテンポなクラブミュージックが流れている。
それでも音楽が会話を妨げることはない。
周囲を過度に気にすることなく、自然に会話を楽しめる。
賑やかさはありながら、落ち着いて過ごせる絶妙な空気感が心地よかった。

一方、屋内のThe Barでは雰囲気ががらりと変わる。
音楽も空気も穏やかになり、静かな時間が流れている。
特に印象的だったのは、どちらの空間でもサービスの水準が変わらなかったこと。
屋内でもルーフトップでも、接客は自然で心地よい。
空間の性格が変わっても、もてなしの質は揺らがない。
二つのバーを単に併設するだけではなく、ひとつの体験として成立させている理由は、こうしたサービスにあるのだと思う。
最後の一口まで、美味しいモヒート
私の好きなカクテルのひとつが、モヒートだ。
K36でいただいたモヒートは、シャーベット状に仕上げられていた。

ストローが氷で詰まることもなく、溶けた氷で味わいが薄まっていくことも気にならない。
最初の一口だけでなく、最後まで美味しく飲める。
こうした小さな工夫に、カクテルを楽しんでもらおうとする作り手の意識が感じられた。
京都のバーシーンで経験を重ねてきた西田稔氏がプロデュースに携わるK36。
お酒の種類や空間だけでなく、一杯の完成度にも目を向けたくなる。
気分に合わせて、夜を選ぶ
夕暮れの京都を眺めながら、開放的な時間を過ごす。
あるいは、屋内の落ち着いた空間で、静かにグラスを傾ける。

どちらにも、それぞれの良さがある。
そして、そのどちらを選んでも、心地よいサービスが待っている。
オーセンティックバーの落ち着きと、ルーフトップバーの開放感。
本来は異なる魅力を、気分に合わせて楽しめること。
私たちがK36を気に入った理由は、そこにある。
広く浅くではなく、狭く深く。
AKUMATOの選定思想